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臨床検査技師(病理)

臨床検査技師(病理)

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 当院は複数の診療科がある総合病院ですので、様々な疾患の病理検査を行っています。病理部の業務は大きく、病理組織検査、細胞診検査、術中迅速診断、病理解剖の4項目に分けられます。細胞診検査は完全院内化を目指して準備を進めており、現在は一部外注となっています。

 病理部は5名の臨床検査技師が在籍しており、そのうち4名は病理のプロフェッショナルということを示す認定病理検査技師の資格を取得しています。そのほかに細胞診検査士や特殊な化学物質を扱うための有機溶剤作業主任者の資格などを取得しています。いずれの資格も病理部に入ってから取得可能で、その習得のためのサポートや費用の補助も手厚く受けることが出来ます。

 勤務体制は基本的に平時の日勤時間帯のみで、当直はありません。夜勤帯の病理解剖は行わず、翌日の対応となっています。

 病理標本作製業務は感染症や有害物質への曝露を極力避けるように設計された部屋で行っています。そのためキシレンやホルマリンの臭いはほとんどぜず、第三者による作業環境測定でも第一管理区分という安全に働ける環境とういう評価を得ています。

 当院の病理部はヒューマンエラーの防止、作業工程や試薬の管理、染色精度を保つことを目的に多くの作業(脱パラ、HE染色、特殊染色、免疫染色、封入など)を自動化しています。機械ができる部分は自動化し、人の手が必要な切り出しや包埋、薄切や一部の特殊染色に注力することで、余裕を持って安定した品質の標本を作製することを可能としています。

 今後は、細胞診の院内化とがんゲノム医療連携病院の要件を満たすことを目的に、さらなる環境整備や教育を行っていくことを目標としています。

病理部の概要

【要 員】
医師2名(病理専門医1名)、臨床検査技師5名(認定病理検査技師4名)、業務員2名(2022年7月現在)

【業務量】
病理組織検査:6375件、細胞診検査:5078件、術中迅速診断:318件、病理解剖:3件(2021年度)

【設 備】
病理部業務支援システム、自動カセット印字装置、検体全処理装置、自動ガラス印字装置、自動HE染色装置、自動封入装置、自動免疫染色装置、自動特殊染色装置、ホルマリン分注管理装置、蛍光顕微鏡、バーチャルスライドシステム、レテパソロジーシステムなど

▲自動HE染色装置(HE600)
▲自動HE染色装置(HE600)
▲自動免疫染色装置(ベンチマークULTRA)
▲自動免疫染色装置(ベンチマークULTRA)
▲蛍光顕微鏡
▲蛍光顕微鏡

【教 育】
学会発表 :みやぎ医学検査学会、北日本支部医学検査学会、日本医学検査学会
技師会活動:宮城県技師会理事
国内留学 :東北大学医学部博士課程

【研究実績】
・骨粗鬆症における骨梁構造の変化-三次元計量・画像再構成による検討-(図1)
・超音波顕微鏡を用いた薄切切片の厚さ計測(図2、3)

▲図1.骨粗鬆症の骨梁三次元モデル

▲図2.薄切切片の断面像
▲図2.薄切切片の断面像
▲図3.薄切切片の超音波顕微鏡マップ像
▲図3.薄切切片の超音波顕微鏡マップ像

【ISO15189】
2020年12月に病理学的検査の分野でISO15189を取得しました。ISO15189とは、臨床検査室の技能能力を決定する手段の一つで、国際規格に基づき審査されます。精確な結果を提供する能力と検査の種類に応じた技術能力を当院の病理部が有するとして、第三者機関(日本適合性認定協会)によって認定されたことを示します。

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