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各科の紹介・診療実績(腎臓内科)

診療科の特徴

当科は医療圏(人口約35万人)唯一の腎臓内科で、蛋白尿、血尿、浮腫、腎機能低下、高血圧などの症状がみられる疾患を扱っています。具体的には腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全などの腎疾患、及び高血圧・糖尿病・膠原病・血管炎などに関連した腎病変などです。また、当院には透析施設があり、末期腎不全患者の維持透析および地域の透析医療の中核センターとして、他科と協力し内科から外科にわたる広い範囲の疾患に対して診療を行っています。

  • 腎炎、ネフローゼ症候群、血管炎
    上記疾患に対しては必要に応じてエコーガイド下腎生検などの検査を行っています。腎生検 後の標本は光顕標本、免疫組織学的標本は当院で作製、診断しています。電顕診断が必要な場合は、東北大学病院に標本の作製・診断を依頼しています。腎生検は年間 150例前後で、 lgA腎症では腎生検後、パルス療法を含めたステロイド治療、引き続き扁摘を行っています。近年は ANCA 関連腎症が早期に的確に診断される症例が増加し、予後が改善しています。
  • 保存期腎不全
    主に外来を中心に診療を行っています。医療圏の腎不全の患者をすべて診療する余裕はないため、市内の先生方と連携し、中等から高度腎不全の患者を中心に診療しています。
  • 急性腎不全、慢性腎不全の急性増悪
    当院は救命救急センターを擁していることもあり、救急患者の入院が多く、急性腎不全や慢性腎不全の急性増悪をきたした患者が多く入院します。状態に応じて保存的、または、急性血液浄化療法、持続血液ろ過透析療法などを行っています。
  • 慢性維持透析
    透析ベッドが 50床あり、1日約 60 名が透析をしています。大半が慢性維持透析ですが、10名前後は透析導入のため、他科治療(循環器科、外科、脳外科など)のための入院です。 慢性維持透析患者の日常コントロールだけでなく、手術などの必要な急性期疾患を持った患者の透析を多数行っています。
  • 他の血液浄化
    必要に応じ、持続血液ろ過透析、血漿交換、血液吸着、LDL吸着、リンパ球除去療法などを行っています。
  • 研究・学術活動
    日赤医学会内科学会や腎臓病関連学会で学会発表などを行っています。

研修目標

研修目標

下記の事ができるように目標を立てています。 (詳細目標は腎臓学会の後期研修医の到達目標に準じる)

  1. 蛋白尿、血尿、浮腫、腎機能低下、高血圧などの腎臓疾患関連の症状がみられる患者に適切な診察・検査を行うことができる。
  2. エコー下腎生検を安全に行うことができる。
  3. 腎の光顕組織、免疫組織の診断を行うことができる。
  4. 組織診断から適切な治療計画を作成し、治療ができる。
  5. 保存期慢性腎不全の患者の外来治療ができる。
  6. 慢性腎不全、低蛋白血症などから肺うっ血をきたし、呼吸困難を呈している患者の保存的治療ができる。
  7. 急性腎不全や慢性腎不全の急性増悪に対し、臨時のバスキュラーアクセスを確保し緊急血液浄化ができる。
  8. 慢性腎不全の患者に、適切な時期にバスキュラーアクセス(シャント)を造設し、維持透析に導入することができる。
  9. 慢性維持透析患者の維持透析を管理できる。

研修方法

研修方法

最初の数カ月は指導医とチームを組んで行いますが、その後は主治医として診療にあたります。
もちろん指導医とのディスカッションを行いチームとして方針を決めながら診療を行うので安心して下さい。

  1. (1)病棟研修
    5-10人の入院患者を主治医として担当する。
    週 1 回、腎臓内科医と看護師、薬剤師、社会福祉士等と入院患者の情報共有を行う。
  2. (2)一般外来研修
    週 1 回入院で担当した患者などを中心に外来を担当する。
  3. (3)透析センター回診
    1日約 60 名の維持透析患者の外来診療を、他の腎臓内科医と分担して毎日行う。
  4. (4)救急センターを受診した腎疾患患者、また緊急入院となった腎疾患患者の診療に当たる。
  5. (5)内科医として週 1 回程度、内科の当番もしくは当直を行う。
  6. (6)その他、カンファレンス・勉強会への参加

アピールポイント

当科の最大のポイントは、主治医としてさまざまな腎疾患に当たることができることです。患者を複数人で診て上級医が決めた方針のもと手を動かすのではなく、自分で検査を組み立て、解釈し、治療方針を決めるという医師として最も重要な「主治医感」を養うことができます。もちろんこれは皆さんに丸投げということではなく、経験ある指導医とのディスカッションのなかで鍛えるという意味です。皆さんが勉強できるようUp To Dateや主要なジャーナルを見る体制も整っており、手も動かし、頭も働かせる環境になっています。夜間・休日に関しては原則当番制としています。チームとして常に情報共有し、時間外は自分の心身の健康のための時間や医療分野以外の自己を涵養するための時間を作ることができます。夏休みは連続14日、冬休みも1週間程度の休みを用意しています。

学会発表、臨床研究にも力を入れています。発表を通して、自分の診断や治療の妥当性を確認することができます。また、クリニカルな疑問を持った際に自分で調べるために、臨床研究や論文作成の指導も行ないます。
なお、当科で抄読会は行なっていません。「抄読会向きの論文」ばかり読むようになってしまうからです。
目の前の患者を助けるために必要な論文を調べ、疑問を持つことが大事だと考えています。

診療実績(2016年度)

■腎生検件数の推移

腎生検件数の推移

■患者数

透析導入数 60件
年間腎外来患者延べ数 5,761人
(内 新患261人)
年間透析数 20,747人