ほほえみ6月号
2/8

Special editionお医者さんから健康を学ぼう! 〈特集〉トイレに行く回数が増えた、夜中にトイレで目覚める、なんてことありませんか?頻尿の背景には原因となる疾患が隠れている場合もあるので、注意が必要です。今回は、泌尿器科部長の石井医師に「頻尿」について解説していただきます。1.頻尿とは一般的には、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合を頻尿といいます。しかし、人によって飲水量や排尿回数は様々。自分で排尿回数が多いと感じる場合には頻尿といえます。2.頻尿の原因膀胱に尿が十分に溜まっていないのに、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮する病気です。急に尿がしたくなって我慢ができず、間に合わずにもれてしまうこともあります。1回の排尿量が少なく、何回もトイレに行くようになります。過活動膀胱の原因として、脳や脊髄の病気(脳卒中・パーキンソン病など)のために膀胱のコントロールが効かなくなる、あるいは前立腺肥大症による排尿障害のために加齢だけが原因じゃない!「頻尿」について過活動膀胱1前立腺肥大症による排尿障害が進行すると膀胱内に残尿が発生します。また、糖尿病、腰部椎間板ヘルニア、子宮がん、直腸がんの手術などで膀胱を収縮させる神経に障害が生じた場合にも、膀胱がうまく収縮できなくなり残尿が発生します。膀胱内に残尿があると、尿をためられる膀胱のスペースが減少してしまい、1回の排尿量が少なく、何回もトイレに行くようになります。残尿(排尿後も膀胱の中に尿が残ること)2糖尿病などの内分泌疾患、水分の多量摂取、薬剤(利尿剤)による尿量増加も頻尿の原因となります。この場合には、1回の排尿量が正常(150~200mL以上)であるにも関わらず、何回もトイレに行くことになります。多尿(尿量が多いこと)3膀胱が過敏になる、などが挙げられます。しかし、加齢による老化現象や原因が不明のことも少なくありません。

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る