ほほえみ12月号
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Special editionお医者さんから健康を学ぼう! 〈特集〉9月から当院に「歯科口腔外科」が設立されました。みなさん「口腔外科」という診療科を知っていますか?口腔とは口の中という意味で、「口の中の外科的疾患」の治療を行う科です。今回、歯科口腔外科部長の橋元先生に口腔外科ではどのような治療が可能なのかを解説してもらいましょう。身体への負担を最小限にして抜歯することが可能です!口腔外科でみなさんに一番伝わりやすい処置は抜歯です。かかりつけの歯科でも抜歯を行いますが、当院で行うのは難しい親知らずの抜歯や、全身的に病気がありリスクのある患者さんの抜歯です。現代人は顎が小さいため、歯が並びきらずに親知らずが埋まった状態になることが多くなっています。それが口の中に顔を出すと、その周囲の歯肉に汚れがたまり腫れて痛みが出たり、口が開かなくなったりします。こんな症状がでたら抜歯が必要です。埋まっている歯を抜くには、歯肉の切開をして骨をけずったり歯を分割したりと手間と時間がかかるうえに抜歯後に頬が腫れてしまいます。そのため、このような場合は口腔外科専門の科で抜歯しています。     普通は1本ずつ外来で抜歯しますが、不安の強い方は3泊4日の入院で全身麻酔をかけて4本の親知らずを1度に抜く治療も行っています。歯科口腔外科が開設!口の中の手術はお任せください!抜歯後のケアも充実しているので安心!ポイントその他、糖尿病や心臓病、喘息など全身疾患を持った患者さんの抜歯もリスクがあり、一般の歯医者さんでは難しくなります。特に心筋梗塞や脳梗塞の既往のある方は血液をサラサラにする薬を飲んでいる方が多いので抜歯後の出血が心配です。口腔外科では、血液サラサラの薬を止めずに抜歯後に縫合をしたり、局所止血剤(吸収するスポンジのようなもの)を使うことで抜歯後の出血を防ぎます。また化膿止めの薬(抗菌剤)を点滴で使用したり、抜歯の前に血液検査や心電図検査で体の状態を確認したり、時には入院して抜歯後の状態を見ることもできます。このように全身疾患を持った方でも安全に歯を抜くことができるのが口腔外科です。 こう くう げ か12か のうほうごうあごきょくしょ し けつ ざい

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