ほほえみ8月号
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Special editionお医者さんから健康を学ぼう! 〈特集〉当院に「血管外科」があるのをご存知ですか。外科副部長で「血管外科」の診察を行っている清水医師に、血管の病気について、詳しく説明していただきます。血管の病気になると、どうなるの?腹部大動脈瘤とは、お腹にある大動脈がこぶ状に3cm以上ふくらんだ状態のことを言います。自覚症状がないことが多く、検診などで偶然見つかることがほとんどですが、気付かないまま大きくなり破裂すると死に至ることの多い怖い病気です。こぶの形にもよりますが、一般的に4.5~5cmを超えると破裂のリスクが高まるため、手術を行うかどうか検討する必要があります。血管外科で診療している代表的な病気をご紹介人の体には心臓から流れる血液を全身に供給するためのパイプ、つまり“血管”がはりめぐらされており、血管には心臓から血液を送る動脈と、心臓へ血液が戻る静脈の2種類があります。この血管の病気を大きく2つに分けると、ふくらんで“こぶ”末梢動脈疾患とは、脳、腎臓、手足の血管が細くなり血液が流れにくくなる病気です。たとえば、足の血管が狭くなると「歩くとふくらはぎが痛むが、少し休むと改善する」といった症状が出ることがあります。血流がさらに低下すると、歩かなくても、夜も眠れないほどの痛みがでたり、足に潰瘍ができる事もあります。ここまで悪化すると、緊急事態です。足の切断の危機が差し迫っている場合があります。末梢動脈疾患の怖いところは、無症状のまま、全身の血管に病気が進行することです。そのため末梢動脈疾患の方は心筋梗塞や脳梗塞の危険が高まっていることに発症するまで気づくことができないケースが多いです。ですので、普段から病気になりにくい生活習慣を心がける事が大切になります。~日頃の生活習慣を改善することが、病気予防の第一歩~血管の健康を気にしていますか?1腹部大動脈瘤2末梢動脈疾患になる病気と、細くなって(狭窄)“つまる(閉塞)”病気に分けられます。特に、動脈疾患は、発症するまで無症状で経過することもあります。突然、命にかかわる状態に陥る事があるので、日頃から予防を心がけましょう。正常の腹部大動脈腹部大動脈瘤きょうさくへいそくまっしょうどうみゃくしっかんふくぶだいどうみゃくりゅう

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