ほほえみ2月号
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じゃあ、腎臓が機能しなくなったらどうなるの?答えは簡単です、死にます。昔は腎不全でたくさんの方が亡くなりました。これに対して、透析療法というのが始まったのが1950年代で、ものすごく簡単にしたのが図2です。半透膜(小さな穴が開いているもの)を濃度の異なる液体に入れる、すると穴より小さい物質は濃度の薄いほうへ移動します。(穴より大きいものは通れません。)これが透析という原理です。そしてこれを人間に応用したのが血液透析です。図3のように血液をダイアライザーという半透膜でできたとても細いストローの中を通し、その周りを透析液で浸すと、体の中の老廃物が透析液中に出ていくという仕組みです。これで腎臓の働きを代替しているのです。(なので、我々は腎代替療法と呼んでいます。)透析をしている人は、全国で30万人強います。毎年技術は進歩しており、透析患者の予後は改善傾向ですが、まだまだ血液透析ってどういうことをするの?です。一回最低4時間、最低週3回拘束されるというのはなかなか大変ですし、本来週当たり24時間×7日=168時間あるべき腎臓を、4時間×3日で行うというのはやはり無理があります。何よりも透析にならないように普段から、腎臓を大事することがとても大事です。(腎臓の予防はバックナンバーの43号を参照下さい。)健診などを受け、自分の腎臓の状態をチェックしましょう。今月のポイント図2図3=不要な老廃物血液透析液←半透膜=過剰な水分

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