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院長メッセージ

石巻赤十字病院に勤務し17年目を迎えました2018年4月、病院長を拝命致しました。自身にとっても当院にとっても地域にとっても大きな転換点となった2011年3月11日の東日本大震災で一度崩壊した地域の医療提供体制は、十分とまでは言えませんがほとんど回復しました。1926年(大正15年)10月に日本赤十字社宮城支部病院として167床で開設して以来、地域の皆様のご理解ご協力のもと育てていただきました当院も、救命救急センターを有する464床の病院となり、ハード面の整備に関しては高度・急性期病院として一定の水準に達したと考えています。

さて、当院はこれまで「東北一、活気ある病院」を目標像として日夜前進を続け、一定の実現はなされたと自負しておりますが、2018年度より「世界一強く、そして優しい病院」を新たな目標像としてより良い病院づくりに励んでおります。これは金田前院長がレイモンド・チャンドラーの小説に出る私立探偵のフィリップマーロウのセリフ「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」からヒントを得て定めたものです。これには、どのような医療環境にも耐えられる強靭な医療提供体制を構築していくこと、そして職員に対して思いやりのある職場環境を提供していくことの思いが込められています。これからは充実した設備を維持したまま、医療の質の向上、働きがいのある職場づくりなど、ソフト面の充実に引き続き力を注いでいかなければなりません。

地域の医療提供体制の中で私たちが果たすべき役割や提供すべき医療の方向性はすでに定まっています。ただ、これらのことを実行するうえで今後考慮していかなければならないのは、従来一つの病院で完結できていたことが、これからは地域の高齢化と人口減少により困難な状況になっていくということです。地域の中核病院として私たちも変化に先立ち対応していかなければなりません。地域全体を一つの病院ととらえ、地域の医療機関、行政、住民の皆さんとともにこれからの健康管理や医療、人生の最期について考えながら高度・急性期病院としての役割を磨いていきたいと思います。

院長 石橋 悟